新しい年度になった。
昨年の今頃は新型コロナウィルス感染拡大による非常事態宣言の発令で、子ども達も休校、外出自粛によるステイホームの日々だった。
ガイア自然学校はこの1年間大きな波に揺られながらも会員の皆様のおかげで、何とかいつもの4月を迎えることができたこと、心より感謝申し上げます。

長年がんばってくれた職員の退職や新職員の入社があり、新体制で迎えたガイア自然学校とやま14回目の春。
今年の10月からは創立15年目になる。

最近、続けてこられたからこそ生まれている喜びが多いのだ。
3月末のガイアまつりでは、たくさんの親子に来場いただいたが、同時にたくさんのGリーダーOBやOGも足を運んでくれた。
その中には、Gリーダー同士で結婚し子育て中の夫婦もいた。ガイアまつり翌日に参列した結婚式も、Gリーダー同士の5組目のカップルだ。こちらも幸せな気持ちになる。
OBの子どもが親子にこにこくらぶや森のようちえんに参加し、親として現役Gリーダーと話をしている姿を見ると感慨深い。
また、会員の中高校生たちと進路の話をしたGリーダーから話を聞くと、本気でGリーダーになりたいと思ってくれている子がたくさんいる。
子ども達にとっての憧れや目指す存在、なりたい人物像になっているということは、手前味噌ながら本当にすごいことだし、何よりも嬉しい。
0歳から幼児、小中高校生、大学生、そして親世代という 幅広い世代の人たちが出会い、関わり合って成長していける場を創り続けることが、ガイア自然学校の存在意義なのだと思う。

4月上旬に開催した体験会では、またたくさんの新しい出会いが生まれた。
始めは緊張して固まっていた子ども達も、ガイアの森で自由にあそぶうちに笑顔が弾けていった。
子どもも、Gリーダーも、自分も笑顔だ。そしてそんなわが子を嬉しそうに見守る親御さんを見ると、自分たちが人の役にも立てたことを肌身で感じるし、改めて自然や人の力の偉大さを感じるのだ。

また一年、出会いや成長の種を蒔いたり、耕したり、刈り取ったりして、一日一日を大切に送りたい。
今年度もガイア自然学校をどうぞよろしくお願いします。      

  【文:守屋 謙】